「７−Ｄ−１．予備校の営業マンからの失礼な電話勧誘」の＊＊学舎の求人広告。生徒募集の営業業務で「月収１００万円以上の社員も多数いる」と書いてある。
そんなにもらえるのなら、毎月月末になると頭痛に苦しむ塾の経営者なんか辞めて、入れてもらいたい気も少しする。
さすがにこのような広告は、生徒募集と同じ地域ではできないと考えたのであろう、教室が全然ない地域で新聞折込されていた。
なお、この会社が経営している予備校の名前は、社名と同じ＊＊学舎である。
地域を変えているとはいえ、このような下品な求人広告を予備校名と同一の名前で出すとは、いい度胸をしている。
上記の予備校が、単独の校名ではなく、企業グループ名（英大文字８文字）で出した求人広告。住所や電話番号は上記の広告と同一だった。やはり、下品な広告を予備校名と同じ社名で出すのはまずいと、誰かが気付いたようだ。この求人広告なら、予備校名はばれない。
社員の感想欄は、上記と同一の人物と思われる。Ｔ社員２０歳女性のコメントは進展がない（年齢も進展していないのが不思議だ）。
Ｓ社員２０歳男性は、今回の広告では２４歳独身貴族歌舞伎町の帝王となり、２０歳の時は「上記の入社１ヶ月で給与が前職の２倍、さらに３ヶ月目で５倍になった」と言っていたが、今回は「入社して３ヶ月で前職の１年分の給料をもらい、今では年収４０００万を越えた」とのこと。
タイトルやメインイラストで下品さがなくなった分、社員の感想欄が下品になった。求人担当者の人格がにじみ出ている。
最上段の＊＊学舎の＊＊＊＊＊＊＊＊グループに深い関係がある（このグループに属しているという説もある）別の塾（ここも予備校に近い）の求人広告。
「平均月収１００万円以上、年収２０００万円当たり前！」とのこと。どのように経営したら、営業職＝生徒勧誘係にこんなにたくさんの給料を払えるようになるのだろうか。
＊＊学舎と同様に、基本給は２０万円で、後は業績給＝歩合制となっている。おそらく、生徒１名ゲットするごとに＊＊万円、というようなシステムなのであろう。
上記の２つの求人広告と比べて、下品さが少ない。求人担当者は別人であろうと思われる。講師のイラストも上段の求人広告と似ているが、良く見ると微妙にタッチが違うので、おそらくイラストレーターも別人。
なお、この＊＊社が経営している塾・予備校は、東京・水道橋のＭ啓ゼミナールと、横浜駅西口のＭ啓塾である。この求人広告は社名で出しているので、塾・予備校の名前まではこの広告だけでは分からない。